【スペルが似ている英単語】affection / affectation の意味の違いと覚え方

affection, affectation, スペルが似ている英単語

こんにちは、スペルが似ている英単語をまとめて覚える工夫をもりこんだ、独自開発の暗記お助けシートを紹介します。

今回は、スペルが似ている英単語、
affection : 愛情
affectation : 気取った態度

について暗記お助けシートを紹介していきます。

他のスペルが似ている英単語を探している方は、スペルが似ている英単語リスト アルファベット順、でお探し頂ければと思います。

今回紹介する暗記お助けシート

今回のスペルが似ている英単語、affection, affectationについては、
①英単語のイメージ化
②スペル差にフォーカスした語呂合わせ・スペル差相関図

を紹介していきます。

暗記お助けシートは、英単語を少しでも効率的に覚えるために作ったもので、英単語暗記の一つのコツです。詳しく知りたい方はこちらの【英語学習】英単語の覚え方のコツ スペルが似ている英単語をまとめて覚える、をご覧いただければと思います。

また、このブログでは、英単語基本情報①発音、②意味、③シソーラス(類義語)、④語源、⑤使い方、も合わせてを載せていますので、参考にして頂ければ幸いです。もう基本情報は知っているという方は、飛ばしてもらって、暗記お助けシートだけ見てもらえればと思います。

英単語を定着率よく、使えるレベルで身につけるには①発音、②意味、③シソーラス(類義語)、④語源、⑤使い方、も合わせて見ていくのがいいと言われています。このブログにもそれぞれの英単語の基本情報を載せていますので、参考にして頂ければ幸いです。もう基本情報は知っているという方は、飛ばしてもらって、暗記お助けシートだけ見てもらえればと思います。

affection, affectation, スペルが似ている英単語

affectionとaffectationの違い

affection, affectationは、単語の始まりがどちらもaffectで紛らわしくて混乱する英単語ですね。語源を辿ると、両単語ともaffectとも関連があることが分かります。

affectionが「愛情」という意味なのは、affectの「影響を与える」から、「誰かの心に影響を与える」→「愛情」といように状態を表す名詞になったというのが一つの説です。

affectationは、affectの「ふりをする」という意味から名詞化した単語と考えられると思います。

いづれにしろ、スペルが似ていますが、意味が全く違うので、どっちがどっちかしっかり覚えていきましょう。

*) Merriam-WebsterのAffection vs. Affectationを参考にしました。

affection(n)の基本情報

それでは、それぞれの英単語の基本情報を見ていきましょう。まずは、affection(n)です。

affection(n)の発音・意味

  • 発音 : əfékʃən
  • 意味 : 愛情

ロングマン英英辞典で意味をチェック

affection(n)は、「愛情」などという意味です。
ロングマン英英辞典で意味を確認してみましょう。

  1. a feeling of liking or love and caring
    「愛情, 優しい気持ち : 好きな気持ちや愛情、思いやりの気持ち」

ちなみに、affactionateは、affectionのから派生した形容詞で、「愛情のこもった、愛情ん深い」という意味です。例えば、"I'm so grateful to have such an affectionate family. "などと使います。

他のオンライン辞書をチェック

他のオンライン辞書でも意味を見てみましょう。
英辞郎 on the web : affection
Merriam-Webster : affection

affection(n)のシソーラス(類義語)

affectionの類義語はたくさんあって、care, closeness, desire, devotion, friendship, love, tenderness, warmth、などです。

THESAURUS.COM : affection

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affection(n)の語源

affectionの語源を調べたのでお示します。

affectionは、1200年代に"affeccioun"(欲望、傾向、願、意図、という意味)から生まれたそうで、"affeccioun"は古フランス語の"afection"(感情、傾向、性質、愛、熱意、などという意味)から生まれたそうです。

古フランス語の"afection"は、ラテン語の" affectionem"("affectio"の主格で、関係、気質、一時的な状態、などという意味)から生まれたそうです。
"affectionem"は、afficere(何かをする、行動する、という意味)の過去分詞形の語幹(stem)から派生した状態を表す名詞だそうです。
"afficere"はパーツに分けられて、"ad(何かに)"+"facere(何かをする)"、となります。
"facere"は"factus"の過去分詞形で、印欧祖語の語根(root)"*dhe-"に由来するそうです。

"ad"+"facere"は、affectの語源でもあります。

ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY : affection

他の英単語の語源も知りたいという方には

英単語の語源図鑑がおすすめです。英単語の理解が深まると思います。
また、こちらのAmerican Heritage Dictionary第3版をもとに分類されたHyper English Word Study Dictionary with Indo-European roots, ver. 6.0も便利で、おすすめです。

affection(n)の使い方

affectionについて、ロングマン英英辞典で使い方を確認してみましょう。

  • Bart had a deep affection for the old man.
    「バートはその老人に深い愛情を抱いていた」
  • She looked back on those days with affection.
    「彼女は当時を優しい気持ちで振り返っていた。」
  • Their father never showed them much affection.
    「彼らの父親は彼らにあまり愛情を示さなかった。」
  • Africa has always had a special place in my affections.
    「アフリカは、私の中で常に特別な位置を占めています。」

affectionの理解を深めるため、もう少し例文をお示します。

例文
  • The affection between mother and child is a beautiful thing to look at.
    「母と子の愛情は、見ていてとても美しいものです。」
  • Sarah always hugged her friends with affection.
    「サラは、いつも愛情込めて友人たちとハグしていた。」

以上、affection(n)の基本情報でした。

affectation(n)の基本情報

最後に、affectationです。

affectation(n)の発音・意味

  • 発音 : æ̀fektéiʃən
  • 意味 : 気取った態度, 見せかけ

ロングマン英英辞典で意味をチェック

affectationは、「気取った態度」などという意味です。
ロングマン英英辞典で意味を確認してみましょう。

  1. a way of behaving, speaking etc that is not sincere or natural
    「気取った態度, 見せかけの態度 : 不誠実で不自然な話し方、態度」

他のオンライン辞書をチェック

他のオンライン辞書でも意味を見てみましょう。
英辞郎 on the web : affectation
Merriam-Webster : affectation

affectation(n)のシソーラス(類義語)

affectationの類義語は、air, artificiality, facade, imitation, sham、などです。

THESAURUS.COM : affectation

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affectation(n)の語源

affectationの語源を調べたのでお示します。

affectationは、「見栄をはる、気取った態度」という意味で、1540年代にフランス語の"affectation"、または、直接ラテン語の"affectationem"(affecatioの主格で、後を追う努力、主張、という意味)から生じたそうです。

ラテン語の"affectationem"は、「求める、努力する」という意味の"affectare"の過去分詞形の語幹(stem)から生じた動作を表す名詞だそうです。

"affectare"は、affectionの語源であるラテン語の"afficere"の反復相の派生語(frequentative dericative)です。
つまり、affectionとaffectationは、同じ語源を持ち、そこから枝分かれして生まれた単語ということです。またaffectとも関連があるということです。

ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY : affectation

affectation(n)の使い方

affectationについて、ロングマン英英辞典で使い方を確認してみましょう。

  • Calling everyone ‘darling’ is just an affectation.
    「ダーリンなんて呼ぶのは、ただの気取りだ。」

affectationの理解を深めるため、もう少し例文をお示します。

例文
  • Her affectation was just a facade he put up to hide her true self.
    「彼女の気取った態度は、本当の自分を隠すために彼が作り上げた見せかけに過ぎなかった。」
  • It seemed to me that Ryan's behavior was snobbish affectation.
    「ライアンの態度は、紳士気取りのように思えた。」

以上、affectation(n)の基本情報でした。今回はこれが最後の英単語基本情報です。お疲れさまでした。

暗記お助けシート

最後に暗記お助けシート、英単語とイメージを結びつけるシート、と、語呂合わせ暗記シート・スペル差相関図を見ていきましょう。

英単語とイメージを結びつけるシート

英単語とイメージを結びつけます。イメージで英単語の意味を覚えていきます。
英単語を日本語に訳して覚えるのではなく、英単語と日本語で単語の持つ意味を共通のイメージで結びつけることで暗記していきます。

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今回のイメージはいかがでしょうか?
affectionは、親子が手をつないで歩く様子から愛情をイメージしました。
affectationは本当の表情を隠している様子をイメージしてみました。
皆さんの持つイメージとあっていれば幸いです。

語呂合わせ暗記シート・スペル差相関図

affection, affectationの語呂合わせ・スペル差相関図をお示します。

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affectionは、「愛情」と覚えましょう。語呂合わせはありません。affectationは、気取ってだでしょ→気取tationと、覚えるのはいかがでしょうか?ちょっと強引ですが。

まとめ

今回はスペルが似ている英単語、affection, affectationを紹介してきました。
スペル差にもう一度フォーカスして一気に暗記、覚えましょう。
覚えにくい場合は、affectは動詞、effectは名詞というキーワードも一緒に覚えるといいと思います。

affection (n) əfékʃən 愛情
affectation (n) æ̀fektéiʃən 気取った態度, 見せかけ

少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。

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