【覚え方付き】abandon / abundant の意味の違いを整理
abandon / abundant の違い
見た目は似ていますが、品詞も意味も違う英単語です。
- abandon : 動詞では「捨て去る・見捨てる・断念する」、名詞では with abandon「思い切り・自由奔放に」
- abundant : 「豊富な・たっぷりある・必要以上にある」という形容詞
覚え方
abandon は、綴りの中の band を「つながり・バンド」と見て、そのバンドを切って離れるイメージで、「手放す・見捨てる・断念する」と覚えます。
abundant は abund- を abound「豊富にある」、abundance「豊富さ」と結びつけて覚えましょう。 語呂では abund を「ブンタン」と見て「ビタミンCが豊富なブンタン」と覚えると印象に残ります。
もう間違わない!意味と使い方(例文)の違い+覚え方を解説します。
紛らわしくて覚えにくいスペル(綴り)が似ている英単語はリスト化しています。他の英単語もあわせて整理したい方は、【保存版】スペルが似ている英単語一覧|綴りが似てる・紛らわしい単語リストをご覧ください。
abandonとabundantの違い・意味・使い方
abandonとabundantの違い
abandon と abundant は、どちらも ab- で始まり、 中央に band / bund のような似た形があるため、スペルで混同しやすい英単語です。 ただし、英語では品詞と意味の方向が大きく異なります。
abandon は主に動詞で、計画・場所・人・責任などを「手放す・見捨てる・断念する」ときに使います。 また、名詞では with abandon「思い切り・自由奔放に」という定型表現で使われます。
abundant は形容詞で、資源・証拠・機会・自然などが「豊富にある」状態を表します。 abandon は「なくす・手放す」、abundant は「あふれるほどある」と考えると、意味の向きが逆に近いことが分かります。
abandonの意味
abandon
品詞 : 動詞
発音 : əbǽndən
意味 : 捨て去る, 見捨てる, 断念する
*Longman英英辞典では、"to leave someone, especially someone you are responsible for"、などと説明されています。Longmanで確認する
abandonの使い方(例文)
He abandoned the project after several failed attempts.
彼は何度か失敗した後、そのプロジェクトを断念した。
They had to abandon their bus and wait for help.
彼らはバスを置いていかざるを得ず、助けを待った。
Equipment issues forced him to abandon the effort after less than a day.
機材のトラブルにより、彼は1日も経たないうちにその挑戦を断念せざるを得ませんでした。*CNNニュース
abundantの意味
abundant
品詞 : 形容詞
発音 : əbʌ́ndənt
意味 : 豊富な, たっぷりある, 必要以上にある
*Longman英英辞典では、"something that is abundant exists or is available in large quantities so that there is more than enough"、と説明されています。Longmanで確認する
abundantの使い方(例文)
She has abundant experience in project management.
彼女にはプロジェクト管理の豊富な経験があります。
The region has abundant tourism resources.
その地域には観光資源が豊富にあります。
The region is known for its abundant natural resources.
その地域は豊富な天然資源で知られています。
違いをまとめ比較
abandon, abundant の違いをまとめて比較して整理します。
| 単語 | 品詞 | 意味 | よく使う形・表現 | コアイメージ |
|---|---|---|---|---|
| abandon | 動詞 | 捨て去る, 見捨てる, 断念する |
abandon a plan 計画を断念する abandon someone 人を見捨てる |
責任・計画・人などを完全に手放す |
| abandon | 名詞 | 自由奔放, 思い切りのよさ |
with abandon 思い切り, 自由奔放に with wild abandon 我を忘れて, 思い切り |
抑制を外して思い切り行う状態 |
| abundant | 形容詞 | 豊富な, たっぷりある, 必要以上にある |
abundant resources 豊富な資源 abundant evidence 十分な証拠 |
必要以上にたっぷりある |
abandon
品詞 : 動詞
意味 : 捨て去る, 見捨てる, 断念する
よく使う形・表現 : abandon a plan
よく使う形・表現 : abandon someone
コアイメージ : 責任・計画・人などを完全に手放す
abandon
品詞 : 名詞
意味 : 自由奔放, 思い切りのよさ
よく使う形・表現 : with abandon
よく使う形・表現 : with wild abandon
コアイメージ : 抑制を外して思い切り行う状態
abundant
品詞 : 形容詞
意味 : 豊富な, たっぷりある, 必要以上にある
よく使う形・表現 : abundant resources
よく使う形・表現 : abundant evidence
コアイメージ : 必要以上にたっぷりある
見分けるポイントは、abandon の "band" と、 abundant の "bund" の違いです。
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似ている英単語の覚え方(暗記お助けシート)
この記事の abandon, abundantの暗記お助けシートについては、意味イメージ図、スペル差比較図(語呂合わせ付き)、パーツ分解図、語源系統図の4種類を用意しました。
紛らわしい英単語の覚え方と暗記お助けシートについての解説をしています。くわしく知りたい方は、 【覚え方を解説】紛らわしい英単語とは?似ている英単語の違いと覚え方をご覧いただければと思います。
意味イメージ図
単語の意味をイメージと結びつけます。
abandonは、「捨て去る, あきらめる」という意味なので、捨て去られた難破船のイメージと単語の意味を結びつけます。
abundantは、「豊富な、必要以上にある」という意味なので、 たくさんのトマトが並んでいるイメージと単語の意味を結びつけます。
スペル差比較図(語呂合わせ付き)
abandon, abundantのbandとbundの違いにフォーカスしましょう。
語呂合わせです。
abandonは、band(バンド)を切ってさようなら→捨て去る, あきらめる、と語呂合わせで、スペルと意味を関連づけると覚えやすいと思います。
abundantは、bundan(ブンダン→ブンタン)はビタミンCがいっぱい→豊富な, 必要以上にある、と語呂合わせで、スペルと意味を関連づけると覚えやすいと思います。
パーツ分解図
abundantは、接頭辞、語根、接尾辞、に分解すると、abandonとの違いがよりクリアになって覚えやすくなります。
なお、 abandon は、現代英語の学習では ab- + bandon のように単純に分解して覚えるより、 ban の「手放す・追い出す」イメージで覚える方が実用的ですので、パーツ分解図はお示ししません。
ab-(離れて・外へ) + unda(波・水のうねり) + -ant(〜している・性質をもつ) 外へあふれている ↓ abundant 豊富な・たっぷりある
語根"unda"が違いの見分けのポイントです。
語根"unda"をもつ他の英単語も合わせて比べると、より覚えやすく、暗記も定着しやすくなります。
in-(中へ) + unda(波・水のうねり) + -ate(動詞) 中へ水のうねりが押し寄せる ↓ inundate 氾濫させる, 押し寄せる, 殺到させる
re-(再び) + unda(波・水のうねり) + -ant(〜している・性質をもつ) あふれて余る ↓ redundant 余分な, 不必要な
abandon, abundantの語源
abandon, abundant の語源系統図をお示しします。スペルは似てますが語源系統は異なります。
abandonの語源
bannum (布告、命令) : ラテン語 ↓ bandon (支配、権限) : 古フランス語 ↓ à bandon (自由に、裁量に任せて) : 古フランス語 ↓ abandonner (明け渡す、手放す) : 古フランス語 ↓ abandon 捨て去る・見捨てる・断念する
abundantの語源
abundare (あふれ出る、豊富にある) : ラテン語 ↓ abundantem (あふれている、豊かな) : ラテン語 ↓ abundant 豊富な・たっぷりある
FAQ : 紛らわしい英単語に関する、よくある質問
紛らわしい英単語、abandon, abundant に関するよくある質問です。
abandon は「捨て去る・見捨てる・断念する」という意味の動詞です。
abundant は「豊富な・たっぷりある・必要以上にある」という意味の形容詞です。
abandon は「手放してなくす」、abundant は「あふれるほどある」と整理すると、意味の方向が区別しやすくなります。
abandon は主に動詞ですが、名詞では with abandon「思い切り・自由奔放に」の形で使われます。
この名詞用法の abandon は、基本的に不可算名詞として扱うのが実用的です。
a abandon のようには普通使わず、定型表現として with abandon, with wild abandon を覚えるとよいです。
動詞の abandon では、abandon a plan「計画を断念する」、abandon a project「プロジェクトを中止する」、abandon someone「人を見捨てる」、abandon hope「希望を捨てる」などがよく使われます。
名詞では、with abandon「思い切り・自由奔放に」、with wild abandon「我を忘れて・思い切り」がよく使われます。
abundant のよく使われる表現には、abundant resources「豊富な資源」、abundant evidence「十分な証拠」、abundant opportunities「豊富な機会」、abundant food「豊富な食料」、abundant natural resources「豊富な天然資源」などがあります。
同じ語源ではありません。
abandon は古フランス語の abandonner や à bandon に関係し、「自由に任せる・手放す」というイメージから「放棄する・見捨てる」という意味へ発展しました。
abundant はラテン語 abundare「あふれ出る」に由来し、unda「波」というイメージから「豊富な・たっぷりある」につながります。
abandon の類義語には、leave, desert, forsake, give up, quit, relinquish などがあります。
abundant の類義語には、plentiful, ample, copious, rich, bountiful, profuse などがあります。
abandon の関連語には、abandoned「捨てられた・放棄された」、abandonment「放棄・遺棄」、with abandon「思い切り」があります。
abundant の関連語には、abundance「豊富さ」、abundantly「豊富に」、abound「豊富にある」、overabundant「過剰に豊富な」があります。
abandon は band(バンド)を切って「さようなら」するイメージで、「手放す・断念する」と覚えます。
abundant は abound / abundance と同じ「あふれるほど多い」系の語です。語呂では bundan(ブンダン → ブンタン)を「ビタミンCが豊富なブンタン」と結びつけると覚えやすくなります。
まとめ
今回はスペルが似ている英単語 abandon と abundant の意味と違いを整理しました。
abandon は「捨て去る・見捨てる・断念する」という動詞、abundant は「豊富な・たっぷりある」という形容詞です。
また、abandon には with abandon「思い切り・自由奔放に」という名詞表現もあります。覚えるときは、abandon を「bandを切って手放す」、abundant を「あふれるほど豊富」と結びつけると、スペル差と意味を整理しやすくなります。
abandon a plan「計画を断念する」、 with abandon「思い切り・自由奔放に」、 abundant resources「豊富な資源」は、 セットで覚えておくと実用的です。
少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。