【覚え方付き】gloss / gross の意味の違いを整理
gloss / gross の違い
違いは、"L" と "R" の1文字です。
- gloss① : 光沢・ツヤ
- gloss② : 注釈・解説
- gross : 総計の・とても不快な・受け入れがたい
覚え方
gloss①「光沢」は Light の L、 gloss②「注釈」は Language の L、 gross は「粗い」イメージで Rough の R
もう間違わない!意味と使い方(例文)の違い+覚え方を解説します。
紛らわしくて覚えにくいスペル(綴り)が似ている英単語はリスト化しています。他の英単語もあわせて整理したい方は、【保存版】スペルが似ている英単語一覧|綴りが似てる・紛らわしい単語リストをご覧ください。
glossとgrossの違い・意味・使い方
glossとgrossの違い
gloss と gross の違いは、中央の L と R です。 gloss は表面の「光沢」または言葉への「注釈」を表し、gross は「総計の」「ひどい」「気持ち悪い」などを表します。
学習上の注意点は、gloss を1つの意味だけで覚えないことです。 lip gloss では「光沢・ツヤ」、a gloss on a difficult word では「注釈」、gloss over a problem では「問題を軽く扱う・ごまかす」という意味になります。
gross は gross domestic product のような「総計の」と、That's gross! のような「気持ち悪い」が重要です。 まずは gloss = 光る・説明する、gross = 粗く大きくまとめた全体・不快なもの と整理すると、L/Rのスペル差も記憶に残りやすくなります。
gloss(意味①)の意味
gloss(意味①)
品詞 : 名詞
発音 : glɔ́s
意味 : 光沢, ツヤ
gloss(意味①)「光沢・ツヤ」は、古ノルド語 glossi(炎・輝き)に関係するとされます。 「光る・輝く」というイメージから「表面の光沢」という意味につながったと考えると、 gloss(意味②)「注釈・解説」と区別して覚えやすくなります。
*Longman英英辞典では、"a bright shine on a surface"、などと説明されています。Longmanで確認する
gloss(意味①)の使い方(例文)
She applied a little lip gloss before the meeting.
彼女は会議の前に少しリップグロスを塗りました。
The table had a deep gloss after it was polished.
磨いたあと、そのテーブルには深い光沢が出ました。
This coating gives the surface a high gloss.
このコーティングは表面に強いツヤを与えます。
gloss(意味②)の意味
gloss(意味②)
品詞 : 名詞
発音 : glɔ́s
意味 : 注釈, 解説
gloss(意味②)「注釈・解説」は、ギリシャ語 glōssa(舌・言語)に関係するとされます。 「言葉を補って説明する」というイメージで考えると、 gloss(意味①)「光沢・ツヤ」と区別して覚えやすくなります。
*Longman英英辞典では、"a note in a piece of writing that explains a difficult word, phrase, or idea"、などと説明されています。Longmanで確認する
gloss(意味②)の使い方(例文)
The book includes a gloss on each difficult word.
その本には、難しい単語ごとに注釈が付いています。
The teacher added a short gloss to the old poem.
先生はその古い詩に短い解説を加えました。
The article glossed over the most important problem.
その記事は最も重要な問題を軽く扱っていました。
grossの意味
gross
品詞 : 形容詞
発音 : gróus
意味 : 総計の, とても不快な, 受け入れがたい
grossの語源は、後期ラテン語 grossus(厚い・粗い)に関係するとされます。 「粗い」「大きい」というイメージから、 「総計の」「重大な」「不快な」といった意味へ広がったと考えると、 grossの多くの意味を整理しやすくなります。
なお、gross は名詞で「グロス、144個」、動詞で「総収入として〜を得る」という意味でも使われます。 この記事では、英語学習者がまず押さえたい形容詞の使い方を中心に整理します。
*Longman英英辞典では、"a gross sum of money is the total amount before any tax or costs have been taken away"、などと説明されています。Longmanで確認する
grossの使い方(例文)
Gross domestic product is often shortened to GDP.
国内総生産は、よくGDPと略されます。
"That's gross," he said, looking at the spoiled food.
傷んだ食べ物を見て、彼は「気持ち悪い」と言いました。
The movie grossed over 100 million dollars worldwide.
その映画は世界で1億ドルを超える興行収入を上げました。
違いをまとめ比較
gloss(意味①), gloss(意味②), gross の違いをまとめて比較して整理します。
| 単語 | 品詞 | 意味 | よく使う形・表現 | コアイメージ |
|---|---|---|---|---|
| gloss(意味①) | 名詞 | 光沢, ツヤ |
lip gloss リップグロス a high gloss 強い光沢 |
光を反射するツヤ・表面の光沢 |
| gloss(意味②) | 名詞 | 注釈, 解説 |
a gloss on a difficult word 難しい語への注釈 add a gloss to a text 本文に注釈を加える |
言葉に説明を添える注釈 |
| gross | 形容詞 | 総計の, とても不快な, 受け入れがたい |
gross domestic product 国内総生産, GDP gross injustice 受け入れがたい不公正 |
粗く大きくまとめた全体・不快なもの |
gloss(意味①)
品詞 : 名詞
意味 : 光沢, ツヤ
よく使う形・表現 : lip gloss
よく使う形・表現 : a high gloss
コアイメージ : 光を反射するツヤ・表面の光沢
gloss(意味②)
品詞 : 名詞
意味 : 注釈, 解説
よく使う形・表現 : a gloss on a difficult word
よく使う形・表現 : add a gloss to a text
コアイメージ : 言葉に説明を添える注釈
gross
品詞 : 形容詞
意味 : 総計の, とても不快な, 受け入れがたい
よく使う形・表現 : gross domestic product
よく使う形・表現 : gross injustice
コアイメージ : 粗く大きくまとめた全体・不快なもの
ここまで整理できると、gloss は「ツヤ」か「注釈」、gross は「総計」か「不快」と判断しやすくなります。似たスペルの語を続けて確認すると、L/Rの見分けもさらに定着します。
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似ている英単語の覚え方(暗記お助けシート)
この記事の gloss, grossの暗記お助けシートについては、意味イメージ図、スペル差比較図(語呂合わせ付き)、語源系統図の3種類を用意しました。
紛らわしい英単語の覚え方と暗記お助けシートについての解説をしています。くわしく知りたい方は、 【覚え方を解説】紛らわしい英単語とは?似ている英単語の違いと覚え方をご覧いただければと思います。
意味イメージ図
単語の意味をイメージと結びつけます。
gloss(意味①)は、「光沢, ツヤ」という意味なので、マニキュアを塗った光沢のある爪のイメージと単語の意味を結びつけます。
gloss(意味②)は、「注釈・解説」という意味なので、ノートに解説を書いているイメージと単語の意味を結びつけます。
grossは、「総計の・とても不快な・受け入れがたい」という意味なので、 お金を数えているイメージや、何かを見て気持ち悪がっている少年のイメージと単語の意味を結びつけます。
スペル差比較図(語呂合わせ付き)
gloss(意味①), gloss(意味②), grossの"L"と"R"の違いにフォーカスしましょう。
語呂合わせです。
gloss(意味①)は、 「光沢は光る」→ Light の L と考えると、 スペルと意味を結びつけやすくなります。
gloss(意味②)は、 「注釈は言葉を補うもの」→ Language の L と考えると、 スペルと意味を結びつけやすくなります。
grossは、 「粗い・大きい・不快な」というコアイメージから Rough の R と考えると、 gloss と区別しやすくなります。
gloss, grossの語源
gloss, grossの語源系統図をお示しします。
語源は、etymonlineを参考にしています。
gloss は「光る系」と「言葉を説明する系」の2系統、gross は「厚い・粗い・大きい」から意味が広がった語として整理すると、丸暗記より安定して覚えられます。
FAQ : 紛らわしい英単語に関する、よくある質問
紛らわしい英単語、gloss, gross に関するよくある質問です。
gloss と gross の違いは、スペルの L と R です。
gloss には「光沢・ツヤ」という意味と、「注釈・解説」という意味があります。 gross は「総計の」「とても不快な」「受け入れがたい」などの意味です。
gloss は明るく表面を整える、または言葉を説明する語、gross は大きく粗くまとめた全体や、不快なものを表す語と整理すると区別しやすいです。
gloss は、同じスペル・同じ発音で意味が分かれる同綴語です。
gloss①「光沢・ツヤ」は「光る・輝く」イメージ、gloss②「注釈・解説」は「言葉を補って説明する」イメージです。
語源が異なる2つの gloss として整理すると、意味の混同を避けやすくなります。
はい、使われます。
動詞の gloss は「注釈をつける」「解説する」という意味で使われます。
The editor glossed the difficult terms for beginners.
編集者は初心者向けに難しい用語へ注釈をつけました。
また、gloss over は「問題を軽く扱う」「ごまかす」という意味の句動詞です。
The report glossed over the serious safety issues.
その報告書は深刻な安全上の問題を軽く扱っていました。
gross には、口語で「気持ち悪い」「不快な」という意味があります。
ただし、gross は「グロい」だけではありません。 gross income「総収入」、gross domestic product「国内総生産」のように、「総計の」という意味でも非常によく使われます。
"Oh, gross!" she said when she opened the old lunchbox.
古い弁当箱を開けたとき、彼女は「うわ、気持ち悪い!」と言いました。
はい、使われます。
名詞の gross は「1グロス」、つまり 144個 を表す単位として使われます。
We ordered a gross of pencils.
私たちは鉛筆を1グロス、つまり144本注文しました。
動詞の gross は「総収入として〜を得る」という意味です。
The film grossed over 100 million dollars worldwide.
その映画は世界で1億ドルを超える興行収入を上げました。
gloss は「注釈」という意味では可算名詞として使えます。例: a gloss, glosses。
gloss が「光沢・ツヤ」を表す場合は、物質的・抽象的な性質として不可算的に使うことが多いですが、a high gloss のように種類・状態として数えられる形もあります。
名詞の gross は「1グロス(144個)」という単位なので、a gross, two gross など数量表現で使われます。
gloss①「光沢」では、lip gloss「リップグロス」、a high gloss「強い光沢」がよく使われます。
This polish gives the table a high gloss.
このつや出し剤はテーブルに強い光沢を与えます。
gloss②「注釈」では、a gloss on a difficult word「難しい語への注釈」、add a gloss to a text「本文に注釈を加える」が便利です。
The textbook adds a gloss to each technical term.
その教科書は各専門用語に注釈を加えています。
gross では、gross income「総収入」、gross domestic product「国内総生産」、gross injustice「受け入れがたい不公正」が頻出です。
gloss①「光沢」は、スカンディナヴィア系の語に由来し、「輝き・光」のイメージと関係します。
gloss②「注釈」は、後期ラテン語 glossa、ギリシャ語 glōssa「舌・言語・説明が必要な語」と関係します。
gross は、古フランス語 gros、後期ラテン語 grossus「厚い・粗い」に由来し、「総計の」「不快な」などへ意味が広がりました。
gloss①「光沢」の類義語には、shine, luster, sheen などがあります。
gloss②「注釈」の類義語には、annotation, note, explanation, commentary などがあります。
gross の類義語は意味によって異なります。「総計の」は total, overall、「不快な」は disgusting, nasty、「重大な」は serious, flagrant などが近いです。
gloss の関連語には、glossy「光沢のある」、glossiness「光沢」、glossary「用語集」などがあります。
gross の派生語には、grossly「ひどく・著しく」、grossness「不快さ・粗野さ」などがあります。
glossary は gloss②「注釈・解説」と意味的・語源的に近い語なので、あわせて覚えると便利です。
まとめ
今回はスペルが似ている英単語gloss, grossの意味と違いを整理しました。
gloss には、「光沢・ツヤ」という意味と、 「注釈・解説」という意味があります。 同じスペル・同じ発音ですが、語源が異なる別の単語として整理すると理解しやすくなります。
一方、gross は「総計の・とても不快な・受け入れがたい」という意味で使われます。
覚え方は、gloss①「光沢」は Light の L、 gloss②「注釈」は Language の L、 gross は「粗い」イメージで Rough の R と整理すると、 意味とスペルを結びつけやすくなります。
また gloss は「光沢」と「注釈」で意味が大きく違うため、 gross との違いだけでなく、gloss 自体の2つの意味も分けて覚えるのがポイントです。
実践では、lip gloss, a gloss on a difficult word, gross domestic product, That's gross! をまず覚えると、使い分けが安定します。
関連語 glossary, grocery の覚え方は、こちらで確認できます。
少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。